分煙コンテスト優秀店舗が決定!

群馬・みなかみ

『珈琲亭しなだ』

住所/群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢70-11-2F 
TEL/0278-72-2861
営業時間/10時〜16時30分 木曜定休 
坪数・席数/約40坪・55席
(喫煙席30席・禁煙席25席)

オーナーの品田賢一さん
オーナーの品田賢一さん
店の形状を活かしてエリア分煙
エアカーテンで快適性もアップ
店内見取り図
 1階にある同経営の土産物店から、階段を昇った先が店の入口。入口側が非喫煙エリアで、奥が喫煙エリア。喫煙エリアのドアを締め切って給気箇所を限定し、非喫煙エリアにたばこの煙を流れにくくしている。仕切りを設けず、店の形状や給排気設備を活かして、分煙化を成功させている。
勾配天井の非喫煙エリア。レジやトイレも非喫煙エリア側にあり、非喫煙客は喫煙席に立ち入らなくて済む。
喫煙エリア。たばこの煙が滞留したときのみ、上部の窓を開けて換気する。「土壁の効果もあるのか、お客様からはたばこのニオイをあまり感じないといわれます」と品田さん。
ドアを開閉する手間を避けるため、扉ではなくエアカーテンを設置。たばこの煙の流出防止に一役買っている。設置工事は1日で可能。
 JR上越線水上駅の駅前にある、自家焙煎コーヒー店『珈琲亭しなだ』。同店は約20年前に店内を改装して間もなく、分煙を始めた。
 「水上は温泉やスキー場があり、9割以上が観光のお客様。年配の方や外国人の方、また週末はSL列車が走るので、ファミリーも多く来店します。今から20年ほど前は、この界隈で分煙している店がほとんどありませんでしたが、幅広い客層の要望に応えるため、分煙化に踏み切りました」と話すのは、オーナーの品田賢一さん。
 中央の階段でスペースを二分する店の形状を活かし、入口寄りのエリアを禁煙席に、奥を喫煙席とした。給排気設備はもともと設置されていたもので、給気は主に入口のドアから、排気は5ヶ所ある換気扇で行い、非喫煙エリアから奥の喫煙エリアへ空気の流れをつくっている。さらに、たばこの煙の流出を防ぐため、境界の通路の上にエアカーテンを設置。境界面を狭めることで、たばこの煙やニオイが非喫煙エリアに漏れにくくなり、双方の客席の快適性がアップした。
 「駅構内でたばこが吸えなくなり、一服したくてうちの店を利用する方も大勢います。"暖かい室内でゆっくりたばこを吸いたい"といって来店する方々を見ていると、やはりカフェには喫煙席が必要なのかなと感じます。これからも分煙を続けていきます」。
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