分煙コンテスト優秀店舗が決定!

埼玉・桶川

『café Ratta』

住所/埼玉県桶川市坂田962-5 
TEL/048-727-0526
営業時間/10時〜17時30分 無休 
坪数・席数/48坪・46席
(喫煙席16席・禁煙席40席)

オーナーの大澤啓子さん
オーナーの大澤啓子さん
高さ120cmの腰壁を造作して
広い空間を損なわずに分煙
店内見取り図
 元コンビニだったという48坪の店舗。広い空間を活かし、店のレイアウトを考えた。入口付近から給気し、入口の向かいにある喫煙席の天井に設置した排気口に向かって空気が流れる仕組み。腰壁で仕切っているため圧迫感がなく、広い空間の魅力を存分に活かしながら、さり気ない分煙に成功している。
非喫煙エリアには、加湿器と一体型の空気清浄機を設置。クリーンな空気の維持に努めている。
非喫煙エリア。奥の喫煙エリアとは、腰壁で区切られている。完全な仕切りがなくても、非喫煙客からたばこに関するクレームはこれまで出ていない。
喫煙エリア。椅子に座ったとき、双方の目線が届きにくい高さの腰壁を造作。互いの存在が気にならず、喫煙客も心おきなくたばこが吸える。
 埼玉県の郊外にある『カフェ ラッタ』は、2009年のオープン以来、常連客をしっかり掴んでいる地元の人気店。オーナーの大澤啓子さんは、開業前から店を分煙しようと考えていた。
 「私はたばこを吸いませんが、最近は喫煙できる場所が減って、たばこを吸う方は肩身の狭い思いをされて可哀想だなと感じていました。自分の店は、喫煙する方もしない方も差別せず、どの方もくつろげるようにしたいと考えました」と大澤さん。
 "息抜きのために来る"というカフェのニーズを考えると、狭くて閉鎖的な喫煙席にはしたくない。そこで、店舗設計担当者と相談し、高さ120㎝の腰壁で仕切ることを考えた。天井まである壁で喫煙席を囲うより、腰壁でさり気なく喫煙エリアと非喫煙エリアを分けた方が、開放的な空間の魅力も活かせるためだ。同時に給排気設備も整え、給気は入口ドアと入り口付近にある給気口から、排気は喫煙席の天井にある換気扇で行い、たばこの煙を非喫煙エリアに届きにくくした。
 大澤さんは、「喫煙席があることで、毎日のように通ってくださる常連の方から、ゆっくりたばこが吸えると喜ばれていますし、非喫煙のお客様もニオイが気にならないと好評です。喫煙エリアは貸し切り席としても使え、便利な空間になっています」と話す。
topへ